生命保険に加入できないケースを考える。

生命保険に加入すると決めると審査を受けることになります。

審査があるということは「審査に通過する」「審査に落ちる」という結果があるわけですが、具体的に「審査に落ちる」というのはどのような場合なのでしょう。
「審査に落ちる」つまり保険に加入したいのに加入できないケースがあるということです。

保険会社が「保険金を支払う可能性が高い」と判断した人は加入できない可能性が高い。

保険会社がお金を出したがらないというわけではありませんが、保険金の支払いが多すぎると、保険そのものの仕組みが成り立たなくなります。

保険とは相互扶助制度である。

保険は加入者がお金を出し合い貯めておき、加入者の誰かが死亡したり入院などでお金が必要になったとき、貯めておいたお金の中から出して助け合うという仕組みであり、所謂相互扶助制度です。
保険会社は保険商品を作り、保険料を払ってくれる加入者を募集し、集めたお金を運用しつつ、保険金を支払う事態が発生したら支払いをする事業を営んでいます。

保険は誰もが加入できるわけではなく、加入者を募る上で加入者同士は公平でなくてはいけないという考えの下、「審査」ということを行っており、現在健康状態にある人同士を助け合うのが基本となるので基準を設け、健康である人とそうでない人を振り分けています。

どんな人が生命保険に加入できないケースに該当するのか。

生命保険に加入できないケースとして以下のようなものがあります。ただし絶対加入できないというものではなく、条件によっては加入できる場合もあります。

  • 過去の病歴(入院・手術)
    過去5年以内に入院や手術をした方は保険に加入できないケースに該当します。しかし入院日数や傷病の種類にもより加入できる場合もあります。
  • 妊娠中
    現在妊娠中の方の場合、保険に加入するのは難しいです。無事に出産してから申し込んだ方がよいです。
  • 肥満体型
    身長・体重から算出されるBMI値により肥満(25以上)と判定されている方は加入できない場合があります。
  • 危険な職業
    スタントマンやレーサーなどケガのリスクが高い職業の場合、加入できなかったり保険料が高額となる場合があります、
  • 上記以外
    その他にも7日以上継続して投薬している方や、睡眠導入剤や精神安定剤を服用されている方、うつ病になった方など加入できない可能性があるものがあります。

加入できないケースか判断が難しいものも多いので、FPや保険会社に相談したり、ネット申し込みであれば審査結果を待つしかありません。

また、仮に審査に落ちた場合でも、保険会社による差というのもあり、同じ補償内容の保険商品でも他の保険会社へ申し込んで審査に通過するという場合もあります。