民間の生命保険会社に加入している方は、一度契約したら終わりではなく定期的に保険の見直しを行うことが大切です。
保険の見直しを行うためのチェックポイントをいくつか紹介したいと思います。

現在加入している保険の内容の再確認

生命保険を見直すには、現在加入中の保険の内容を再確認が必要となります。
自分だけではなく、家族が加入している保険の書類を揃え、内容のチェックをまず始めましょう。
現状をきちんと把握し、よけいな保険料を払っていないか、不足している保障が無いか改善できそうな箇所が見えてくると思います。
もちろん自分だけで確認することも大切ですが、中には記載している内容が難しいものもありますので、保険屋さんやファイナンシャルプランナーに相談し、アドバイスを受けることも有効です。

■補足
生命保険会社から契約者から支払われた保険料の一部を「責任準備金」として積み立てています。これを保険金の支払い分に当てています。
また、生命保険会社は契約者と運用利回りを契約時に取り決め、この利率を下回らないように運用しています。つまり契約時の運用利回りには、時代によって変化があるものです。
もちろん生命保険会社は契約者と決めた利率を下回らないようにするので当初の契約の内容は守られますが、もしかするともっと良い商品というのが生まれている可能性もありますので、定期的に見直すことが大事だと思います。

見直す時期

生命保険の見直しは、人生の節目など変化があったときに行うと良いでしょう。

  • 就職や転職
  • 結婚や離婚
  • 出産
  • 住宅購入や売却
  • 収入の増減
  • 定年退職
  • 契約の満期や更新時期

もちろん変化が起きた直後などに見直しを行うというのは労力を使いますので、予め計画的に少し早めに行動するのが大切です。

見直し時の注意

生命保険で支払っている保険料は加入時の年齢によって決まっており、加入時の年齢が高くなるほど保険料も高くなります。
そのため、今契約している保険を解約し新たに契約を結ぶことにはリスクがあります。
特に貯蓄性の高い保険は、昔の方が利率が高くなっているものもありますので、よく確認して切り替えるかを考えた方が良いです。

また、医療保障などは昔の商品より今の商品の方が優れている場合もあります。
一概にどの保険を止めて新たに契約するというのは難しいですが、現状契約している商品の内容から残すもの削るものを総合的に判断すると考えると良いと思います。