保険の見直しタイミングを考える。
自分が加入している保険を見直すということは、普段生活していてそんなに思うことはありません。
しかし、保険は自分のライフステージによっては見直した方がよいタイミングがあります。
ライフステージとは、年齢にともなって変化する生活段階のことを言います。
そんな保険を見直した方がよいタイミングについて考えてみましょう。
１.自分が就職したとき
学生から社会人になったタイミングというのはおそらく保険の見直しというよりかは、初めて自分で保険に加入する機会の方が多いのではないかと思います。
人によっては親の保険に加入している形の方もいるかもしれません。
そんな社会人になって考える保険としては、
- 死亡保険
家族へお金を残したいと考えている方はその分の保障のある商品を検討することになります。
そうでは無い方は、葬儀費用分（200万～300万円程度）くらい確保できるような保険に加入してもよいと思います。 - 医療保険
ケガや病気で入院や手術というのは若いうちでも起こりうるリスクですので加入を検討してもよいと思います。
ただ保険料の支払を一定期間とする定期型にするか、将来まで見据えて終身型とするかは支払う保険料やこれからのライフステージを想定し検討が必要です。
２．婚約・結婚したとき
互いに守るべき人ができたタイミングは保険の見直しタイミングでもあります。夫婦の間でよく保険について相談するようにしましょう。
考える保険としては、
専業主婦の場合、夫は死亡保障に対して増額を検討する必要があります。一般的には2000万円程度の保障が得られるような商品を選択したほうがよいと言われています。
共働きの場合、どちらかに万が一のことが起きても働いているので生活する上では、おそらく困らない想定となりますので、自分が就職したときのように、各々の葬儀費用分くらい確保できるような保険に加入すればよいと思います。
医療保険についても貯蓄で賄えれば、そこまで考えなくてもよいのですが、貯蓄では不安だという方は貯蓄で賄えない分を医療保険で担保するように検討するのがよいかと考えます。
３．妊娠・出産したとき
家族が増えるタイミングは保険の見直しタイミングです。主に「家族に対して」と「子供に対して」の備えを検討するようにしましょう。
結婚時と同様に死亡保障の増額をするかどうか。また妻に対する死亡保険についてというのも考えることになります。
また、子供に対しては学資保険に加入するかどうかも検討のひとつになります。
学資保険は貯蓄要素の強い保険ですが、教育費を全て賄えるわけではないので、子供が自立するまでにかかる費用と貯蓄を整理し加入するかどうかを決めていきましょう。
４．家を購入したとき
マイホームを購入するというタイミングは、新たに保険に加入することも多く、既に加入している保険というのも見直すタイミングとしては良いです。
一軒家やマンションを購入される場合、住宅ローンを組む条件として団体信用生命保険（団信）への加入が必須の金融機関がほとんどですが、団信は万が一のことが起きた場合に住宅ローンが完済されるものです。
また、火災保険への加入も必要となりますので、合わせて死亡保険や医療保険も見直しておくとよいでしょう。
５．その他
他にも以下のような場合、保険の見直しタイミングでもあります。
- 起業、独立した
- 子供が自立した
- 離婚・死別
- 保険料が負担になっている。
- 保険料の更新時期
このように保険を見直すタイミングというのは結構ありますが、最初に保険に加入する際に、自分のライフステージというものをある程度イメージしておくことで、保険をそこまで見直さなくても良い場合もありますので、計画的に保険の加入を検討することが大事です。
