年代別で保険を考える(20代の場合)

私は30代後半になり、正直30代中ごろくらいまで保険への興味、必要性は考えたことがありませんでした。
しかし、今となっては少しでもいいから考えておくべきだったなとちょっと後悔しています。
ということもあり、年代別で保険の必要性を少し考えてみようと思いました。nayamu

今回は20代の場合に絞ろうと思います。

一般的には学生から社会人への転換期であり、特にサラリーマンになった方の場合、入社手続きの延長で
「生命保険」についても説明があるような会社がありますので、そこで契約する方もいるかもしれません。
私の場合は「余計にお金を払いたくない」という考えだけでろくに保険の内容も確認せずに断ったのを覚えています。

20代で必要な保険といえば、やはり医療保険ではないでしょうか。

もちろん医療保険が必要な人、不要な人というのはいると思いますので、独断で分類してみました。

医療保険が必要な人
  • 貯蓄があまりできていない人
  • 小さな子供がいる人
  • 入院したときのことが不安な人
  • 自営業の人

病気や怪我による入院の日数は症状によってまちまちですが、一週間程度で済むものから三ヶ月以上かかる場合もあります。
医療保険に加入していない人は、入院費が全て自己負担となる為、せっかく積み立ててきた貯蓄を切り崩して支払うことになります。
また、子供がいる方や自営業の方は、子供の生活費や自分が働けなくなる分の収入がなくなるので、どうしても貯蓄に手を出さざるを得ません。
しかし、貯蓄よりも入院費用や生活費等が上回ってしまうような場合、何らかの方法で支払いを考えなくてはなりません。
医療保険に加入しておけば貯蓄を切り崩さなくて済み、少なくとも入院費については負担が減りますので、精神的負担も軽減されます。

医療保険が不要な人
  • 貯蓄が十分にある人
  • 払込保険料より高い額の給付を受け取りたいと思っている人
  • 会社の福利厚生により保障が十分な人

貯蓄が十分にある人は入院費やその他費用を貯蓄で賄えば済むので、医療保険に加入する必要はないですが、考え方は医療保険が必要な人と同じです。
ただ、公的医療保険では医療費の自己負担は3割の支払いで良いのでさほど高額にはならないようにしているので、その不足分を貯蓄で賄えることができる方は民営の医療保険に加入しなくても良いでしょう。
また、払込保険料を毎月支払い続けて保障を受けることと、月々積み立てて貯蓄することに差があまりない可能性もあります。
保障を受ける機会もなく保険料払い続けるより、その分貯蓄にあてればよいという考え方もあるでしょう。
会社で入院・手術費を払ってくれるような福利厚生制度があるのであれば、その制度を活用することで医療保険に加入しなくても良いという方もいるかと思います。

結局、20代で医療保険に加入するかは、病気・怪我での入院や手術にかかる費用を貯蓄でまかなうことで負担になるか、ならないかで判断することになるかと思います。
ただ社会人になって貯蓄が十分にあるという人は多くないと思いますので、私としては早いうちに医療保険は加入すべきと考えます。