女性特有の保険とは。女性保険を考える。
で書きましたように、私及び妻の保険を見直ししている最中なのですが、その際にファイナンシャルプランナーの方から医療保険内容の提案を受けて知った内容があったのを思い出しました。
女性特有の保険。いわゆる女性保険です。ですので、今回は女性保険について考えようと思います。
女性保険とは
学資保険や養老保険のように専用の保険というわけではなく、医療保険の中で女性専用のプランとして女性特有の病気にかかった場合に保障が手厚くなる商品のことを言います。
女性特有の病気と保障内容
女性特有の病気とは以下のものなどがあります。
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 子宮頸がん
- 子宮体がん
- 卵巣がん
- 卵巣のう腫
- 乳がん
- バセドウ病
- 間接リウマチ
- 帝王切開
- 異常分娩
- 不妊
- 月経不順
女性保険ではこのような女性特有の病気などになった場合、
入院や手術費用の保障が通常の医療保険より手厚く設定されています。
なぜ女性特有の病気の場合に、保障が手厚くされているのでしょう。
最近の医療事情として、以下のようなデータがあります。
- 総患者数の男女比率は女性が約6割を占めている。
- 女性特有の病気による患者数は年間約129.6万人(厚生労働省 平成26年 患者数調査より)
- 約5人に1人が帝王切開で分娩している。
- 女性がかかるがんで、最も多い「乳がん」は30代後半から急増
女性特有の病気や出産に伴うトラブルは少なくなく、女性だからこそ必要な備えというものがある。
という考えがあり女性保険というものが生まれました。
保障内容は保険の商品によりますが、例としては、
- 入院・手術給付金が一般の医療保険より+5000円(1日あたり)給付される。
- 女性特有のがんになった場合の一時金が一般の医療保険より多くもらえる(2倍程度)
- 生存給付金がもらえる
などがあります。
ただ、保障が厚い分保険料が一般的な医療費よりも割高というデメリットもあります。
どんな人が女性保険に加入するか。加入するタイミング
先ほども言いましたが、「乳がん」などは30代後半から急増するデータもありますので、20代、30代の方は検討しても良いかと思います。
また、これから子供が欲しい方は帝王切開時の備えとして、妊娠前に加入するのも良いタイミングと言えるでしょう。
保険は、結婚、出産など大きな転換期に見直すと良いといわれていますので、女性保険も将来設計の検討事項に加えとくと良いかと思います。
ちなみに、現在私と妻で見直し中の保険の中で、通常の医療保険の保障内容に加えて、
女性特有の病気などになった場合も入院保障がある商品があり、それに加入しようか検討中です。
一時金や生存給付金という保障はありませんが、必要最低限、妻の入院や出産への備えるというのもひとつの考えかと思います。