傷害保険を考える
会社が提携している保険会社にて、私は傷害保険に加入しています。以前、
でお話していますが、私は医療保険にも加入しているため保障としては重複しています。
ただ会社経由での契約なので割安であること、傷害保険は手軽なものと安易に考えていたため重複しても良いかと契約時は思ったものです。なので、今回は傷害保険を少し考えて見ましょう。
傷害保険とは
傷害保険とはその名の通り、「傷害」つまり怪我を対象とした保険であり、病気は保障しない保険です。
怪我といっても大小さまざまあり、定義があいまいになることを防ぐため、傷害保険では以下3点を満たしたものと定義しています。
- 急激 : 怪我は突然起きるもの (突発性)
- 偶然 : 怪我は偶然起きるもの (偶発性)
- 外来 : 怪我は外からやってくるもの(外来性)
この3点が満たされないと保険料は受け取ることができません。
例えば、パソコンのしすぎで腱鞘炎になったり、ヘルニアになったりした場合、「急激」ではありませんのでこの場合保険料は受け取れません。
傷害保険の加入条件
健康状態の審査、年齢や性別による保険料の差はありません。
ただし、職業については条件がある保険会社が多いです。
以下のB職のように危険度が高い職業は同じ保障内容でも保険料がA職より高くなります。
- A職 : 事務、営業、技術職(プログラマー)、医師や教師、警察官 など
- B職 : 農耕作業者、漁師、建設作業者(大工など)、自動車運転者(バス・タクシーなど) など
傷害保険の種類
傷害保険は保険会社にもよりますが、さらにいくつかの種類に分かれており代表的なものとしては
- 普通傷害保険 : 一般的な傷害保険
- 家族傷害保険 : 一般的な傷害保険の保障対象が契約者+家族とする場合
- 交通傷害保険 : 交通事故に絞った保険
- 自転車保険 : 自転車に絞った保険
- こども保険 : こどもの怪我を保障する保険
- 国内旅行保険 : 旅行先で怪我した場合に保障する保険
- 海外旅行保険 : 海外旅行先で怪我した場合に保障する保険
などがあります。
傷害保険の保障範囲
傷害保険の主な保障内容は
- 死亡保障
- 後遺症保障
- 入院保障
- 手術保障
- 通院保障
怪我をしてから180日以内の死亡・入院・通院が対象となります。
また入院・通院は180日以内とは別に支払い限度日数があります。
傷害保険の保障対象外となるケース
傷害保険の保険金が受け取れないケースというのは
- 飲酒、無免許運転
- 喧嘩、犯罪行為、自殺行為
- 事前照会をせずに危険なスポーツ(スカイダイビングやピッケルを使った登山など)
などがあげられますので、よく確認しましょう。
傷害保険の特約
保険会社によって異なりますが、例えば
- 自転車で他人に怪我を負わせた。
- 買い物中に商品を壊した。
といった場合、「賠償責任特約」といものをオプションで付けておくと、こういったケースで自己負担なく、損害賠償金を保障してくれます。また相手との交渉もスタッフが対応してくれたりもするので助かります。
このように傷害保険は条件が医療保険ほど厳しくないため、加入も難しくありません。怪我だけの保障ではありますが、病歴を持っていたことで医療保険に加入できなかった人でも傷害保険であれば加入ができます。
最近、自転車が流行るとともに自転車事故も多くなっていますので、突然の怪我に備えておくというのも一つの考えかと思います。
保険料も割安なものが多いですので、検討してみてもよいのではないでしょうか。